来年の大阪・関西万博での交通需要の高まりに備えて、大阪メトロは、大阪市内の一部地域で予約制の乗り合いバスを運行します。


■1日約22.7万人が来場予定の万博 交通機関の混雑想定

来年開催される万博では、1日あたりおよそ22.7万人の来場者が見込まれていて、交通機関の混雑が想定されています。

■AIが最短ルート割り出し 目的地まで運ぶ 予約制の「乗り合いバス」

混雑解消に向けた新たな対策として大阪メトロが打ち出したのが、「AIオンデマンドバス」です。

「AIオンデマンドバス」とは、専用のアプリで、利用する時間や目的地などを入力して予約すると、人工知能AIが最短ルートを自動で割り出し、目的地まで運んでくれる予約制の乗り合いバスです。

会場につながる大阪メトロ・中央線沿線となる西区・港区の一部エリアや、都島区、中央区などの森之宮周辺エリアで期間を限定して運行するということです。

大阪市の横山英幸市長は8日記者団に「特に万博の期間中、いつもよりは増える利用者に対して新たな選択肢として提示するもの。ぜひご利用いただけたら」と述べました。

このバスはことし11月から森之宮周辺で、来年1月から中央線沿線エリアで運行を始める予定です。

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