相続税や贈与税の税額の算定基準となる、土地の標準価格「路線価」が1日、公表されました。
鹿児島県全体の路線価の変動率は2023年より0.7%下がり、九州では鹿児島だけが唯一の下落となっています。

調査対象は県内の住宅地や商業地など3643地点で、路線価の変動率は2023年より0.7%下落し、32年連続のマイナスとなりました。

路線価の変動率を九州7県で見てみると、福岡5.8%、熊本2.7%などと他の県は上昇しているのに対し、鹿児島だけが唯一マイナスとなっています。

県内の不動産鑑定士によりますと、人口減少や高齢化などを背景に土地の価格が低迷し、県全体の地価の平均値を押し下げたことが要因とみていて、今後も同じような傾向が続く可能性があるということです。

県内で最も路線価が高かったのは鹿児島市東千石町の天文館電車通りで、1平方メートル当たり92万円と2023年より1.1%上昇しました。

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