四国電力の株主総会が27日に香川県高松市で開かれ、宮本喜弘常務を社長に昇格させる新しい役員人事案などが承認されました。伊方原発3号機の廃炉を求める議案は否決されました。

総会には株主約140人が出席し、会社側から宮本喜弘常務を社長に昇格させるなどの新しい役員人事案を含めた3議案が提案され、いずれも賛成多数で可決されました。

この一方で、株主から提案された伊方原発3号機の廃炉を求める議案など5つの議案は、いずれも反対多数で否決されました。

総会終了後に新しく社長に就任した宮本さんが会見し抱負を述べました。

四国電力・宮本喜弘新社長:
「私としては責任あるエネルギー事業者となる当社の新たなかじ取り役として、低廉かつ安定的な電力供給に全力を尽くす決意をしている」

四国電力の昨年度の連結決算は、経常利益が約800億円、最終的な利益が約605億円といずれも過去最高になりました。

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