坂井市の建設資材メーカー・前田工繊は26日、三井化学の子会社で配管などの土木資材を手掛ける三井化学産資を買収したと発表しました。買収額は56億円余りで、前田工繊としては過去最高額です。
26日は前田工繊の前田尚宏社長らが福井市内で会見に臨みました。前田工繊が買収した三井化学産資は三井化学の子会社で、2023年度決算の売上高は約90億円です。土木資材のほか樹脂を使ったガスや水道の配管資材で、高いシェアを誇ります。
買収額は総額56億1000万円で、過去17件の買収案件をまとめてきた前田工繊として、今回が過去最大の金額です。
前田社長は「当社の成長戦略において、今回の買収は非常に重要」と述べ、事業規模や分野の拡大に加え、互いの技術を掛け合わせた新商品の開発にも意欲を見せました。
三井化学産資は2025年4月から社名を改め、前田工繊のグループ会社となります。
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