昨年度の決算で1499億円の最終赤字となったシャープは、生え抜きの沖津雅浩副社長が社長に昇格する人事を発表しました。

シャープは、液晶ディスプレイ事業の不振などにより2023年度の決算で1499億円の最終赤字となっていて、大阪・堺市にある子会社「堺ディスプレイプロダクト」の工場で生産しているテレビ向けの大型液晶パネルについて、今年9月までに生産を停止するなど経営の立て直しを急いでいます。

そうした中、シャープは、沖津雅浩副社長が社長兼CEOに昇格する人事を発表しました。

あす行われる株主総会と、取締役会での決議を経て就任するということです。

新たに社長に就任する沖津氏はシャープ生え抜きの66歳で、長く白物家電事業を担当していました。

現在の社長で、親会社である台湾・鴻海精密工業出身の呉柏勲氏は代表取締役に残るということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。