九州新幹線西九州ルートの整備方式などについて話し合う与党検討委員会が、7月に長崎や佐賀、沿線自治体のトップなどを対象に行う予定のヒアリングについて、大石知事は「依頼があれば出席する」との意向を明らかにしました。

大石賢吾知事
「与党PT西九州ルート検討委員会のヒアリングにおいて、全線フル規格の整備実現に向けて強い思いをお伝えし、関係者間での協議の進展を働きかけるなど、関西直通運行の早期実現に向けて力を注いでまいりたい」

九州新幹線の西九州ルートをめぐっては、佐賀県の新鳥栖と武雄温泉の間の整備方式が決まっていません。

与党検討委員会は来月、JR九州のほか、長崎と佐賀の知事や沿線自治体の首長に整備方針や開業効果などについて意見を聞く方針です。

21日の県議会で、大石知事は依頼があれば出席し「全線フル規格化に向けた働きかけをしたい」と述べました。

佐賀県が懸念している費用負担については「フリーゲージトレインの導入が断念された経緯によってフル規格全線開通の経緯がある」として、「地方負担の軽減を国にお願いしていきたい」との考えを改めて示しました。

5月には長崎、佐賀両県の知事とJR九州の社長の3者による意見交換が行われましたが大きな進展はなく、大石知事は国を交えた4者協議をすべきとしています。

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