赤嶺英一社長は、母赤嶺ミツ子さんが1957年に創業した「あかみね豆腐店」を2001年に引き継ぎ、09年にハドムフードサービスとしてスタートしました。
当時、県内の豆腐市場は飽和状態で値下げの消耗戦でした。13年に赤嶺社長はジーマミー豆腐製造一本に絞り、県外市場開拓にシフトして売り上げを伸ばしてきました。20年はコロナの影響で売り上げが低迷、社員の退職も続き窮地に追い込まれます。
「今、やるべきことは、社員が安心して働ける職場づくり」と県内販路の見直し、足元を見つめ直すタイミングだと決意した赤嶺社長は、設備投資による機械化で社員の労働環境改善を進めると同時に、観光土産品としても常温流通できる商品や食卓でおいしく食べてもらえる冷蔵「琉球じーまーみとうふ」をブラッシュアップしました。
ターゲットの主婦層に響くテレビCM「いちどでいいから♪食べてみて♪」の「毎日食べてる」「なんね?」編が6月から放映されています。一度見たら忘れられない豊見城市在住・主婦A子さんは、母ミツ子さんがモデル。新商品は売り場で目立つように、真っ黒のパッケージにしました。赤嶺社長は「CMは1日1回のみ放映、見られたらラッキーですよ~」と笑います。何事にも真摯(しんし)に向き合い「改善」を旨として前進するハドムフードサービスに期待です。
【メモ】那覇市小禄1351。電話098(987)0521。詳細はQRコードから。
(写図説明)一度見たら忘れられないTVCM(左)と、新商品の冷蔵「琉球じーまーみとうふ 4カップ入り」(税別398円)
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