岩手県盛岡市中ノ橋通に建設中の複合商業施設「monaka」は開業まで1カ月を切りました。
新たな地域の拠点の誕生に住民からは期待の声が上がっています。
盛岡市中ノ橋通に建設中の複合商業施設「monaka」。建物自体は完成し工事は終盤に差し掛かっています。
外観はガラス張りで開放的な構造になっていて、内装には岩手銀行赤レンガ館をイメージするレンガなどが使われ、新しいけれどどこか懐かしさも感じる施設となっています。
高橋礼子アナウンサー
「Nanak閉店からおよそ5年。長年市民に親しまれてきた商業施設が新しく形を変えて間もなくオープンします」
もともとこの場所では1956年に百貨店の川徳が営業を始め、中三~Nanakと事業主体を変えながら営業してきました。
しかし施設の老朽化などにより2019年にNanakが閉店。
その後再開発計画が進み商業施設「monaka」が7月11日に営業を開始することになりました。
地下1階地上4階建ての「monaka」は、1階には新鮮な野菜や肉・魚の専門店のほか土産店やカフェなどが、2階には雑貨店や飲食店に美容院、3階はクリニックや学習塾が入居する予定で41の常設店舗が決まっています。
開業を間近に市民からは期待の声が聞かれました。
盛岡市民
「(近くで)遊んでお昼も食べられるのですごく楽しみにしている。病院が結構入るみたいなので、ここでまとめてやれるのが良い」
「このかいわいで生まれ育っているから(開業したら)毎日行く。Nanakの時も自分の食べるもの全部買っていたんだから」
盛岡市八幡町出身で「monaka」の大石仁雄社長は、この施設が核となり肴町商店街だけでなく盛岡全体の発展につながればと話します。
monaka 大石仁雄社長
「川徳から続く建物をゼロにして新設する。盛岡にとっても大きなプロジェクト。肴町・河南・盛岡中心市街地全体広域的な活性化というものを見据えながら、monakaの立ち上げ・経営をしっかり取り組んでいきたい」
「monaka」が盛岡の真ん中に。
オープンに向け着々と準備が進められています。
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