民間の信用調査機関「帝国データバンク」によりますと、長野県上田市の太田鉄工所が6月14日付けで長野地方裁判所上田支部に準自己破産を申請したことがわかりました。
同社は1964(昭和39)年に設立された板金加工業者で、塗装工場向けの給排装置設備のほか花器や焼き肉用鉄板などの板金加工を手掛け、2001年2月期には年売上高約7300万円を計上していました。
しかし近年は売り上げが低迷し収益も悪化。
2023年11月には得意先だった東京のエスジー(今年3月に破産手続き開始決定)に対する債権が回収不能になり、資金繰りがひっ迫していました。
以降は事実上収入が途絶え、代表が金策に奔走する中、営業継続の意思確認が困難となり、今回の措置となったということです。
負債は調査中ですが、45人の債権者に対し約8900万円にのぼるということです。
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