秋田県湯沢市の特産「三関さくらんぼ」が14日、首都圏に向けて出荷された。生育は順調で甘さも十分。生産者たちが出発式を行い、自慢のサクランボを送り出した。

湯沢市三関地区では、特産の三関さくらんぼの主力品種・佐藤錦の収穫が12日から始まった。

今シーズンは天候に恵まれ、6月上旬の寒暖差も生育を後押しして、色づきが良く甘さも十分だ。

14日は、JAこまちや生産者など30人が集まり、三関さくらんぼの出発を見守った。

 JAこまち桜桃部会・高橋信治 部会長:
「われわれのサクランボが届いた先には、満面の笑顔が待っている。その笑顔を裏切るわけにはいかない。品質で勝負する産地であることを忘れずに、客のもとへ届けられるようにみんなで頑張っていきたいと思う」

東京の市場に向けたトラックには、約0.7トンの三関さくらんぼが載せられた。

そして、安全に届くよう、青果物を県の内外にPRするJAのあきたフレッシュ大使からドライバーに花束が贈られた。

昨シーズンは例年に比べ豊作といわれ、出荷量は83トン、売上高は1億3000万円だった。

JAこまちは今シーズン、100トンの出荷、売り上げ2億円を目指す。

ところで2024年は、昨夏の猛暑の影響で2つの実がくっついたまま成長する「双子果」が多い。JAこまちでは、農家の力になれるように「双子果」を県内のスーパーで販売することにしている。

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