およそ4割の企業が去年より増やす見通しの今年の夏のボーナス。いったい何に使うのか、街の皆さんに聞きました。

49歳 製造業
「(Q.ボーナスはいくらだった?)国産車1台分ぐらい」
43歳 小売業
「(Q.ボーナスはいくらだった?)四捨五入して40万円」

 今月は多くの企業で「夏のボーナス」が支給されます。帝国データバンクによると、およそ4割の企業で去年より増えました。1人あたり平均2%の増額です。

53歳 製造業
「(Q.今年のボーナスは?)今年は去年よりは多いと聞いてます」

 夏のボーナス、あなたの使い道は。

大阪から単身赴任 57歳 化学薬品メーカー
「(Q.20日にボーナス出たら何に使う?)ボーナスは行くところ決まっている。行くところ決まっているというのは言い方がちょっと語弊を招くか分かりませんけど(ボーナスは)妻のところにすべて行くという形になっています」
「(Q.旅行に行くということではなくて(ボーナスは)妻のところに行くと)」

 そう言いながらも、家族への感謝があふれます。

大阪から単身赴任 57歳 化学薬品メーカー
「(Q.お盆休みに戻った時にボーナスを使ったりは?)妻は私に対して、すごく愛情を持って接していただいているから、優しさを感じて非常にありがたいなと」
「(Q.大阪帰ったら家族と一緒に何を食べる?)まずは行きつけのお好み焼きから。やっぱり関西人なんで粉もんをいただきたいなと」

 ボーナスを見込んで新婚旅行をしたという女性は。

28歳 IT系
「結構長めにお休みをいただいて、5カ国ぐらいを周遊させていただきました。ロンドンで後撮りみたいな感じで」
「(Q.ウェディングドレスを着て?)そうですね」
「(旅行費用)トータルですと100万円は超えているかなと思います」

20歳 建設系(3年目)
「夏休みに友達と遊びに行くのでそれに使おうかと思ってます。グランピングに行こうかと思っている」
「(Q.グランピング好きなんですか?)初めて行く。楽しみです」

 会社員の男性は支給より一足早くお買い物。

49歳 製造業
「今年は去年より多少マシだと聞いてるんで、実はもうちょっと先行投資して新しいiPadとか買いました」

 買ったばかりというタブレットは。

49歳 製造業
「(Q.大きい画面ですね)そうですね。11インチでちょっと奮発しました。11インチのiPad Pro」

 ちょっとリッチな端末に満足げです。

 こちらの男性は、年に1回の支給です。

49歳 製造業
「(Q.普段できないことをやってみようという気持ちになる?)それはボーナスのたびに思いますよね」
「(Q.財布のひもも…?)緩んじゃいますよね」
「国産車1台分ぐらいですかね。あまりランクの高くない国産車1台ぐらい」

 一方でボーナスがない人、円安のあおりを受けて減った人も一定数います。

 今後について専門家は。

野村総合研究所 雇用・生活研究室 武田佳奈室長
「これから良い経済の好循環、賃上げをし、人手を確保し、それを収益につなげていく。それがまた賃上げにつながる最初のスタートだと思う。次のステップに進めていくことが試されている」

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