巨額横領事件で無罪が確定した不動産会社の元社長が国を訴えた裁判で、大阪地検特捜部で捜査にあたった検事の尋問が行われました。
「プレサンスコーポレーション」の元社長・山岸忍さんは、5年前、学校法人との土地取引をめぐって21億円を横領したとして、大阪地検特捜部に逮捕・起訴され、裁判で無罪が確定しました。
山岸さんが「特捜部が違法な捜査で冤罪を作り上げた」として、国に損害賠償を求めて起こした裁判では、事件の捜査にあたった検事の尋問が行わています。
14日午前には、関係者の供述の変化を受け、山岸さんの逮捕を「待った方がいい」と、捜査を主導した主任検事に進言した検事の尋問が行われ、主任検事からは「他にも証拠があるので逮捕状が出たら執行する」と返事があったと説明しました。
午後には主任検事の尋問も行われます。
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