岩手県産食材の販路拡大を目指す大規模な商談会が、6月11日に岩手県盛岡市で開催されました。
2024年は6年ぶりに海外からのバイヤーも訪れ、各メーカーが自慢の品を売り込みました。

毎年県などが開催している「いわて食の大商談会」。
2024年は県内の食品メーカーなど100社がブースを出し、国内のほか東南アジアや中国などから約430人のバイヤーが参加しました。

会場にはバイヤーに複数の商品に目を向けてもらおうと、県産の酒と食べ物をあわせて展示するコーナーがあります。
ようかんと梅をイメージしたリキュールなど意外な組み合わせも提案されています。

大船渡温泉の売店で人気の三陸産ワカメを使った「海藻スナック」は、この商談会には初めての出品だといいます。
軽い食感ですが噛むほどにワカメのうまみと油が口の中に広がって満足感もある商品です。

6年ぶりに海外のバイヤーが参加したなか、各ブースでは今後の取引に向けて言葉を交わす姿が見られました。

名古屋の食品輸出入業者
「日本酒が気になった。岩手のものを中国や他の国にも販売できるよう頑張りたい」

自園自醸ワイン紫波 池内匠さん
「地元の農家が一生懸命ブドウを作っている思いも込めて、国内外に販路を広げたい」

県では2024年度、東京や大阪などでも商談会を開く予定です。

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