日本初進出のホテルブランド「キャプションバイハイアット」が大阪に開業します。
コンセプトは「泊まらなくても楽しい」です。

大阪の台所、黒門市場のすぐ近く。11日、内部が公開された「キャプションバイハイアットなんば大阪」。


館内では大阪でとれた魚など、新鮮な食材を使った料理が楽しめます。

【記者リポート】「泉州の郷土料理“がっちょの唐揚げ”をいただきます。サクサクと香ばしい“がっちょ”がやみつきになりそうです」
※がっちょ…黒門市場で仕入れた白身の小魚


地元との交流を目的に作られた「トークショップ」というスペースは、宿泊者以外も、気軽に利用することができ、飲食を楽しんだり、仕事に集中したり、用途は自由です。

ここでは月1回、大阪の老舗たこ焼き店「わなか」の職人にたこ焼きの作り方を教わる目玉イベントも。

【記者リポート】「熱い…とろとろでおいしいです。これホテルで体験できるのが楽しいですね」

また、このホテルがあるのが「裏なんば」とあって、味園ビルでバーを経営しているB・カシワギさんが案内する飲み屋めぐりも計画中です。


一方、客室はインバウンド客を意識しています。

「和」が感じられる色調でまとめられ、日本刀のモチーフなどが外国人観光客の目を楽しませます。

【キャプションby Hyattなんば大阪 福田慎太郎総支配人】「旅行者の方と地域の方が、お越しいただくことで相乗効果と言いますか、お話しができて、それも旅の経験・思い出として、持って帰っていただける。地域の方々にも新しいなんばができたねと、今までのなんばをアップデートしていただけるようなそんなホテルにしたい」

大阪のディープな魅力を楽しめる新たなホテルは12日、開業します。


「キャプション バイ ハイアット なんば 大阪」のこれまでにないサービスについて、大阪大学大学院の安田洋祐教授はこう話します。

【大阪大学大学院 安田洋祐教授】「ロビーの代わりにコミュニティスペースって、あまり聞いたことがない取り組みで面白いです。大阪に限らず、色んなところでコミュニティスペースを作ろうという動きがあるんですけれども、なかなかうまくいかないことも多いんです。なので、実際に地元とのコラボを進める上での苦労や工夫を福田総支配人におたずねしたんですけど『“なんば”ならではの人のつながりがあり、いろいろな人から紹介いただき、輪の中に入ることができた』と、ざっくりと言うとあまり苦労せずにうまくいったという話でした。これひょっとすると、なんばや大阪の強みかもしれないですね。これだけ大都会でもまだコミュニティが残っている。今回はホテルの取り組みでしたが、ひょっとしたら、なんばという街自体がこういったコミュニティの新しいスペースになる、きっかけになったら面白いなあと思いました」

(関西テレビ「newsランナー」2024年6月11日放送)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。