岩手県のIGR盛岡駅に大気中の二酸化炭素を吸収する「CO2を食べる自販機」が6月10日に誕生しました。
東北地方の鉄道の駅では初めての設置だということです。

10日にIGR盛岡駅で公開されたのは二酸化炭素を吸収する機能がついた自動販売機です。

通常、自動販売機は周辺の空気を使って商品を冷やしたり温めたりして、その電力を作るために年間約300キロの二酸化炭素が排出されています。

今回導入された自動販売機は内部に二酸化炭素を吸収する特殊材が使われています。

三倉茉裕子アナウンサー
「IGR盛岡駅改札前に設置された自販機。一見普通の自販機に見えますが、スギの木およそ20本分に相当する二酸化炭素を吸収します」

二酸化炭素は地球温暖化の原因といわれていて、この自動販売機により年間約60キロから70キロの二酸化炭素を吸収することができます。

ミチノク 住吉啓史社長
「自動販売機自体が脱炭素社会のカーボンニュートラルを実現する一端となってほしい」

今後回収した二酸化炭素はコンクリートやアスファルトに混ぜて固定し活用することも計画しています。

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