7 月13日にオープンするイオングループの「そよら福井開発」は、大手スーパーイオングループが展開する都市型のショッピングセンターです。一体どんな施設なのか、同タイプの都市型ショッピングセンター「そよら」の名古屋市にある店舗を取材しました。
        
イオングループの「そよら」は、2キロから3キロ圏内を商圏とする都市型ショッピングセンターです。現在、福井市開発3丁目に建設中の「そよら福井開発」は、全国で12番目、北信越エリアでは初めての出店です。
  
今回、取材したのは名古屋市北区にある「そよら上飯田」です。市営地下鉄と名古屋鉄道が乗り入れる上飯田駅近くで、名古屋の都心から車で20分ほどの所にあります。福井市内にオープンする店舗と同規模です。核店舗は「そよら福井開発」と同じ「イオンスタイル」で、1階は食品売り場です。
  
「そよら上飯田」の伊藤恵子店長は「この店は、シニアから単身、ファミリーなど幅広い客が来るので、その客に適した小容量パックや、大パックなど、容量の幅を大きく持たせながら商品の品ぞろえをしている」と話します。野菜コーナーでは、朝にとれたものを直送で昼前に入荷し、とれたて新鮮な地元野菜を並べています。
  
また、イオンのプライベートブランド「トップバリュ」の商品が並ぶほか、冷凍食品や総菜などの品ぞろえも充実しています。さらに、八兆味噌だれの串カツやエビフライなど、地元で親しまれている食品などもそろっています。
 
施設は、車いすやベービーカーを使う人のことを考えて、通路が広く、商品が入っている棚が低めになっていて、年配の人も含めて商品が取りやすいように設定しています。そして、2階には薬や化粧品、衣類などの日用品がそろいます。
  
「そよら上飯田」には、このイオンスタイルを核として、スターバックスコーヒーやマクドナルド、サイゼリヤ、内科医院、理髪店など16の専門店が入居し様々なニーズに応えています。
  
「日常生活の中で、お買い物と用事を一カ所で済ませたいという客のニーズをもとに店舗の選定をしている」と伊藤店長は話します。生活者に必要な商品やサービスがワンストップでそろい、日々忙しい人のためのコンパクトで利便性を重視した店舗というのが「そよら」のコンセプトといいます。
 
客からは「週に2回から3回ぐらい来る。日用品の買い物は、ここ1店舗ですむ」といった声や「店舗はそこまで広くないけど、品数がすごく多い。ビールコーナーも他には置いてないものがそろっている」と品ぞろえについての声や「店内にいろいろな施設が入っていて、買い物のついでにいろんなことができる」「いい意味で、イオンモールみたいに広すぎない。子供を連れてくると回りすぎなくていいので楽ちん」「病院へ行って買い物して帰る」とテナントについても好評でした。
 
“イオン空白県”と言われた福井県に進出する、イオンの都市型ショッピングセンター「そよら」は、オープンまで約1カ月です。出店するテナントなどを含めた「そよら福井開発」の詳細は来週公表されます。      

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