佐賀県唐津市で6日、捕獲された野生のイノシシがブタの伝染病「CSF=豚熱」に感染していることが確認されたことについて、坂本農水相は7日の閣議後会見で「感染拡大のリスクがかつてないほど高まっている」などと危機感をあらわにした。

九州は豚の一大生産地で、国内の豚895万頭のうち約3分の1にあたる280万頭がいる。

豚熱は、ウイルスで起こる豚やイノシシの伝染病で、高い致死率が特徴だが、人には感染しない。

佐賀県唐津市では2023年に養豚場で豚熱の感染が確認されていて、今回見つかった野生のイノシシはその養豚場付近で捕獲された。

坂本農水相は「今回の発生を受け、高い緊張感を持って豚熱対策を進めていくことが必要」としている。

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