消費支出が1年2か月ぶりにプラスに転じました。

総務省が発表した4月の家計調査によりますと、2人以上の世帯が消費に使ったお金は31万3300円で、1年前の同じ月に比べて実質0.5%増加しました。

増加は去年2月以来、14か月ぶりとなります。

私立の大学・高校の授業料や仕送り金が増えたほか、気温が前の年に比べて高かったことで夏物衣料の需要が増え、女性用の服を中心に消費が増加しました。

ただ、今年4月は月末に3連休があったことなども消費の増加要因になっていて、カレンダーの影響などを考慮した季節調整値では前の月から実質1.2%の減少となり、消費が上向き傾向にあるとは言えない状況が続いています。

また、2人以上の世帯の実収入は前の年の同じ月と比べて実質で0.6%の減少となっていて、賃金の増加が物価の上昇に追いついていない側面も明らかになりました。

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