鳥取県米子市に住む高齢男性が、「優良銘柄の買い方を教える」などの投資の誘い文句にだまされ、約290万円の詐欺被害にあったことが分かりました。
被害に遭ったのは米子市の高齢男性で、2024年3月下旬にインターネットで見つけた投資サイトでアカウントを登録し、アプリをダウンロード。その後、少額の投資を始めていたところ、サイトの担当者を名乗る女から電話で「優良銘柄があるから入金したほうがいい」などの勧誘を受けたり、「銘柄が下落したので、補償や銘柄解除のために早急に入金しないと大きな損失が出る」などの不安をあおる言葉にだまされ、4月16日から30日までの間に10回にわたり、指定された預貯金口座に合わせて約290万円を振り込んだということです。
男性はその後、振り込んだ分の利益についてサイトの担当者に出金を求めものの連絡がなかったことから、サイトについて調べたところ「詐欺サイト」だと知り、警察に相談したとしています。
男性は、投資を始めた頃に「優良銘柄の買い方を教える」との言葉をかけられ、指示に従って入金するとアプリ上で利益が出ていたことから、サイトを信用し投資を続けてしまったということです。
県警は、投資に「絶対」「確実」はなく、「絶対に儲かる」「確実に利益が出る」などと誘う投資は詐欺を疑ってほしいと呼びかけています。
また株取引やFX取引などの金融商品取引業を営むことができるのは、金融庁に登録された業者でなければならず、登録業者かどうかは金融庁のホームページで確認してほしいとしています。

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