客が企業に対して理不尽なクレームを付けるカスタマーハラスメントに対し、コンビニ業界でも対策の動きが出ています。

 ローソンはカスハラ対策として従業員の名札に本名以外を表記できるようにルールを見直しました。

 近年SNSなどで写真や動画を掲載し、個人を誹謗(ひぼう)中傷するカスハラが増えていて、プライバシー保護の効果が期待できるとしています。

ローソン人事本部 千田文寿さん
「当然、ご意見やお叱りをいただくことも多々あるんですけれども、そのなかで適切に対応できる企業姿勢として何かしらのルールを決めたうえで対応していく」

 ファミリーマートでも同様の取り組みを始めていて、スーパーやデパートでもガイドラインが設けられています。

 一方で、正当なクレームとの線引きが難しいことを理由に多くの企業は具体的な対応策を決めかねています。

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