1ドル160円台にまで進行した円安を背景に、4月から5月にかけ、総額9兆7885億円の為替介入を実施したことを明らかにした財務省。鈴木俊一財務大臣は、その意義についてこう説明しました。
鈴木財務大臣
「投機的な動きも背景とした過度な変動に対応するために実施をしたものであり、その観点から一定の効果があったものと考えております」
4日のドルに対する円の動きでは、午前中は156円台前半で取引されていましたが、ロンドン市場が動き出す夕方の時間帯に入ると急速に円高が進みました。
特段の材料がないなかでの動きだっただけに、市場関係者は積極的に円を売っていた海外の一部の投機筋が手じまいしたのではないかと見ています。
大和証券 シニア為替ストラテジスト
石月幸雄氏
「かなり円売りポジションが積み上がっていたのは事実で、その整理をどこかのタイミングで図っていたんだと思いますが、行き過ぎた円安の修正が起こっているのかと思う」
(「グッド!モーニング」2024年6月5日放送分より)
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