不正が発覚したトヨタやホンダの株価が下がった影響で、4日の日経平均株価は取引開始直後から200円以上下落。午前10時半ごろには下げ幅が300円を超えました。

 しかし、その後は上昇して、午後には下げ幅を30円ほどに縮小する場面もあり、終値は85円安の3万8837円でした。

大和証券 チーフストラテジスト
坪井裕豪氏
「自動車セクターの動きが思ったほど悪く動いていない状況を確認して、下げ幅を縮小したということが一つあるのかなと思っています」

 日経平均が上昇に転じた午前10時40分ごろの東京証券取引所。トヨタやホンダの下げ幅は限定的で、スズキに至っては上昇しています。

 日本経済に大きな影響を及ぼす自動車メーカーが底堅い動きを見せたことで投資家に安心感が広がり、幅広い銘柄の買い戻しにつながりました。

坪井氏
「今後注目されるのは、各企業が今後不正を出さないために、ある程度のコストをかけて、社内の体制を整備していかなければいけない状況になると思いますので。そうした面でのコスト増がどの程度になるのかも、見極めながらかなという気がします」

(「グッド!モーニング」2024年6月5日放送分より)

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