血液検査に使う試薬と装置の「抱き合わせ販売」による独占禁止法の疑いがあるとして、公正取引委員会が、医療機器メーカー「シスメックス」に立ち入り検査したことが分かりました。

 関係者によりますと、「シスメックス」は遅くとも2019年以降、血栓のできやすさを調べる「血液凝固測定装置」を販売する際に自社の試薬を使うことを条件にするなど、不当に競争を制限した疑いが持たれています。

 公正取引委員会は独占禁止法が禁じている「抱き合わせ販売」にあたるとみて、4日に本社や支店などに立ち入り検査に入り、実態を詳しく調べることにしています。

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