福島県北塩原村は、2024度初めて子どもが一人も生まれない「出生数がゼロ」になる可能性があることが村への取材で分かった。
北塩原村によると、村は妊婦などから提出された妊娠届を受けて、母子手帳を交付することになっているが、2024年度は6月4日時点で1件も交付していないということだ。妊娠の期間は一般的に「280日」とされていて、このまま移住などによる転入者がなく母子手帳の交付がない状態が続くと、2024度は初めて「出生数がゼロ」になる可能性がある。
村は2024年度から新たに、子どもが15歳を迎えるまで毎年1人当たり5万円を支給するなど子育て支援を強化しているが、遠藤村長はさらなる対策の必要性を強調した。
「今年度の出生数が大変厳しいということは、これ以上に新たな政策や若者の移住定住に向けて、どう情報を発信し村を選んでいただけるかということに注視していかなきゃいけない」と北塩原村の遠藤和夫村長は語った。
村の出生者数は、2015年度は23人だったが、最近は減少傾向で2023年度は4人だった。
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