トヨタ自動車やマツダなど5社が、不正なデータを使って国の認証を取得していた問題。きょう午前から、国土交通省はトヨタ本社に立ち入り検査を始めました。不正をきっかけとした検査は初めてとなります。

記者
「午前9時半前です。道路運送車両法に基づき、国交省がトヨタ自動車本社に立ち入り検査に入ります」

午前9時半過ぎに国土交通省の5人の検査官が立ち入り検査に入り、現在、試験データの確認のほかに担当者への聞き取りを行っているということです。

トヨタ自動車では、現在生産中の「カローラフィールダー」や「ヤリスクロス」など3車種と生産を終了した4車種で、国の認証を不正に取得していたことが明らかになっています。

宮城県にあるトヨタ自動車東日本の工場では、現在生産中で認証不正の対象となった3車種すべてを生産していますが、今月6日から生産を停止することにしています。

部品メーカーなど取引先は1000社以上にのぼり、トヨタ自動車は「補償の対応を進める」と説明しています。

認証不正が明らかになったマツダ、ヤマハ発動機、ホンダ、スズキにも国土交通省は今後、立ち入り検査を行う方針です。

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