コロナの補助金およそ23億円をだまし取った罪に問われている元市議の男が、初公判で起訴内容を認めました。公判前、男は関西テレビの取材に、動機を語りました。

岐阜県瑞穂市の元市議で医薬品卸売り会社の社長だった松野貴志被告(49)は、2022年、大阪府のコロナの無料検査事業で、無料検査場を運営していた会社の当時の会長・中垣裕資被告(37)らと共謀。

検査キットの仕入れ費用を最大2.5倍水増し、補助金約23億円をだまし取った罪に問われています。

松野被告は公判前、中垣被告の会社に渡していた検査キットの販売代金が支払われない中、犯行を持ちかけられたと説明しました。

【松野貴志被告】「(販売代金が)4400万円ですかね、当時。それがいつ支払ってもらえるか分からない。これで(費用の水増しを)断って帰ってしまうと、ただ支払いがないまま飛んでしまうなと」

初公判で松野被告は起訴内容を認め、検察は「水増しの発覚を免れるため口裏合わせをしていた」などと指摘しました。

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