福島県飯舘村では除染で出た土を再利用した水田で田植えが行われた。

環境省は飯舘村長泥地区の復興拠点で、営農再開に向けた水田の実証事業を行った。この水田は福島県内の除染で出た土を再利用していて、コメの成育や安全性などを調べる。水田での実証は、3年前から行われていて、広さ15アールの水田に県のオリジナル品種「里山のつぶ」の苗を植えた。
環境省福島地方環境事務所・岸秀蔵課長は「ゆくゆくは地元の方やよそから来られる方にもどってきていただいて、震災前の活力が戻ってくる場所になればいいなと考えております」と話した。

コメの収穫は9月下旬の予定で、放射線量を測定して安全性を確認することにしている。

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