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 補助金の終了で、電気代やガス代はどれだけ上がるのでしょうか。

■「電気・ガス」今後の値上がりは?

料金差は?電気代・ガス代はどうなる? この記事の写真

 補助金があるとないのでは、私たちが支払う1年間の料金にどれくらいの差が生まれるのでしょうか。

 今回試算にご協力いただいたのが、電気料金とガス料金を比較するサイト「エネチェンジ」を運営している小笠原光さんです。小笠原さんに、東京電力と東京ガスの平均的なモデルを元に試算してもらいました。

 去年の月額(平均)が電気で約7500円、ガスで約5000円の世帯をイメージしています。

エネチェンジ小笠原さんの試算

 まずは電気料金です。補助金が適用されている今年6月請求分までは、年間9万555円です。一方、補助金がない今年7月以降は年間10万7175円。その差は1万6620円ということです。

 私たちの生活に密接に関わっているガスも、電気と同じタイミングで補助金がなくなります。補助金があると年間5万9297円でしたが、なくなると7万1730円となります。その差は1万2433円です。

「合計で年間2万9053円の値上がり」想定

 今回の試算では電気とガスを合わせて、年間2万9053円の値上がりが想定されることが分かりました。

(Q. この先、まだ上がることはありますか?)

 もちろん、国際情勢などに変化があった場合、上がる可能性はあるということです。小笠原さんによると「現時点で燃料の調達価格が落ち着いているため、今後上がり続けることはないのでは」ということでした。

 少し我慢しようと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、すでに熱中症の方が増えています。命を守るために、エアコンを使うようにしてください。

(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2024年5月30日放送)

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