「古民家の日」の30日、愛媛県松山市で経験の浅い古民家鑑定士が、古民家を活用する調査方法を実地で学び経験を深めました。

愛媛県内に約9万7000軒あるといわれる古民家。民泊やカフェに利用されるなど利活用に注目が集まっています。利活用する上で大切な耐震性などを調査して、所有者にアドバイスするのが古民家鑑定士です。

松山市内では経験の浅い古民家鑑定士10人を対象に実技講習会が開催。講習会ではレーザー距離計やスケールを使って間取りの図面を作ったほか、測定器を使って地盤の固さや建物の揺れなどを調査しました。

全国古民家再生協会・河野公宏事務局長:
「(古民家が)安心安全に直していけているのかというと、ハテナがつく部分もこれまで多く見てきてます。調査を経て改善していくことが大事だと思っていますね。(古民家は)これから地域がどんどん活性化する原点、中心になると思っています」

協会によりますと講習会を今後も年2回開き、古民家鑑定士を育てたいとしています。

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