岩手県紫波町の食肉加工業者・いわちくが、EUなどへの「いわて牛」の輸出を5月28日から始めました。
衛生基準が厳しいEUへの牛肉の輸出は東北で初となります。

紫波町のいわちくには28日、県やJAの職員も集まりEUなどへの出荷開始を祝う式典が開かれました。

EUへの牛肉の輸出には高い衛生基準を満たす必要があるほか、処理場では鼻輪や角をロープでけん引してはいけないなど、動物福祉への対応も求められます。

いわちくでは2024年4月にそうした条件を満たしたEUに輸出できる施設として東北で初めて厚生労働省から認定を受けました。

式典の最後には、イギリスに輸出されるいわて牛43キロを積んだトラックが出発していきました。

いわちく 藤村明智社長
「いわて牛は日本一を11回取っていて、他県と比較しても断然トップ。ヨーロッパに行っても全然負けないブランドだと思う」

いわちくではこれまでもアメリカなど海外への輸出を進めていて、これで43の国と地域に輸出が可能となりました。

2024年度は輸出用に400トンの製造を目指すということです。

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