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 たい焼きに、“天然”と“養殖”があるってご存じでしたか?一体何が違うのか、調べてみました。

■天然と養殖の違いは…?

天然と養殖の違いは? この記事の写真

 あんこがたっぷり詰まった“たい焼き”。魚のタイの形に焼き上げる定番のお菓子ですが、実は天然と養殖があるのをご存じですか?

30代
「(天然と養殖)知らないです。天然と何ですか?えー知らなかったです」
「天然のものを使ってるとか?材料とか全部において、作るのに必要な材料?」 50代
「(天然と養殖)知らないです。中身?つぶあんと、こしあんの違いかな」 「日本あんこ協会」のにしいあんこ会長

 たい焼きの天然と養殖の違いとは?

 週に一回はたい焼きを食べ、食したあんこ菓子の数は1万種類超え。あんこが好きすぎて「にしいあんこ」の名前で活動をする「日本あんこ協会」の会長に聞きました。

にしいあんこ会長
「たい焼きは、天然と養殖と呼ぶくらい奥が深いあんこスイーツなんです。天然と養殖には、それぞれ違いがあるんです」

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■その違いは…“焼き方”

■その違いは…“焼き方”

天然と養殖の違いは“焼き方”

 たい焼きの天然と養殖とは何なのか?その違いとは何でしょうか?

にしいあんこ会長
「天然は一匹一匹丁寧に焼くことで、天然たい焼き。養殖は一気に複数のたい焼きを焼くから養殖」

 たい焼きの天然と養殖とは、“焼き方”の違いだったのです。

天然と呼ばれる「たい焼き」の焼き方

 魚のタイの形で焼き上げるたい焼き。天然と呼ばれているのは、一つずつの型で焼き上げたもののこと。

養殖と呼ばれる「たい焼き」の焼き方

 一方、養殖と呼ばれているのは、複数焼くことができる大きな型で一度に焼き上げたもののことだったのです。

天然の味の違い

 それでは、その味に違いはあるのか?まず、天然の特徴は…?

にしいあんこ会長
「天然の特徴は、皮が薄い傾向にある。パリッとサクッとした食感が天然の良いところ。手焼きということは、熱の入れ方を丁寧に調整している。あんこも比較的水分量が多く、ジューシーな感じで残る」 養殖の味の違い

 では、養殖の特徴は…?

にしいあんこ会長
「養殖は比較的ふわっとしたパン生地のような食感。一つずつあんこを乗っけていって、そこからまたさらに生地をかけて、ぎゅっと焼いていく。鉄板の押し型のイメージ」 50代
「そういう違いなんですね。面白い。ちょっと、なんかこう豆知識で教えたくなりますね」 30代
「新たな発見になったなって感じで、そういうたい焼き屋さんあったらちょっと買ってみようかな」 天然・養殖と呼ぶようになったきっかけ

 にしいあんこ会長によりますと、たい焼きの2種類の焼き方を天然・養殖と呼ぶようになったのは、およそ20年前、作家・宮嶋康彦さんの著書「絶滅寸前『天然物』たい焼きの魚拓」がきっかけだということでした。

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