将棋の藤井聡太八冠が初防衛を決めるのか、名人戦が5月26日から紋別市で行われます。

 市内では「勝負飯」のメニューが出そろいました。

 どれが選ばれるのでしょうか。

 名人戦七番勝負で3連勝していた藤井八冠は、第4局で豊島将之九段に敗れ、名人タイトルの初防衛は持ち越しとなりました。

 第5局の舞台は、紋別市の「ホテルオホーツクパレス」。

 対局は5月26日から2日間行われます。

 紋別でのタイトル戦は20年ぶり、2回目です。

 「こんな田舎に来てくれるだけでもうれしいですよね」(紋別市民の男性)

 「紋別の中でも将棋がもっと盛り上がってくれたらいいな」(地元の高校生)

 「(紋別には)カニとかいろいろあるので、いっぱい召し上がって頑張っていただきたい」(紋別市民の女性)

 対局の行方とともに注目を集めるのが「勝負飯」です。

 2023年、小樽市での対局では、藤井八冠は「海鮮ちらし」と「白桃の水羊羹と抹茶のロールケーキ」などを選びました。

 紋別市では…。

 「今回の勝負飯、紋別市の魅力がたくさん詰まった逸品になっておりますので、ぜひ棋士の二人にご賞味いただいて、対局の力に変えていただきたいなと思っています」(紋別市秘書課 石川修平係長)

 「勝負飯」は12品。2日間のお昼ごはんを藤井八冠が選ぶ確率は、6分の1です。

 大きなカニの爪と、ごろっとした色とりどりの野菜。

 対局の舞台となったホテルオホーツクパレスが提案したのは、名物のホワイトカレーです。

 オホーツク海に見立てた真っ白なカレーはカニ、エビ、ホタテのだしでルーを作りました。

 「ルー自体は非常にあっさりとしているのですが、魚介のうまみが強く効いていて、ほどよい辛さと非常にマッチしています」(古沢哲也 記者)

 「(ホワイトカレーは)看板メニューのひとつ。対局者の方々が食べて、より幅広くいろいろなお客様に知っていただければうれしいなと思っています」(ホテルオホーツクパレス 紋別阿墨智史常務)


 「勝負おやつ」は20品。おやつの時間は2日間で4回あるので、藤井八冠が選ぶ確率は5分の1です。

 「カフェ&レストランゴンチッタ」が提案したのは、「おこっぺ牛乳」をふんだんに使った昔ながらの焼きプリン。

 北海道産の砂糖から作ったカラメルはバランスの良いほろ苦さで、プリンの甘さと相性抜群です。

 「藤井さんが何を選ぶか、なのでこれ以上何も出来ないんですけど、選ばれたら本当に一生懸命作って提供したいと思っております」(カフェ&レストランゴンチッタ 小野絵里さん)

 勝負飯と勝負おやつは紋別市のホームページで公開されていて、2025年3月まで市内の各店舗で販売される予定です。

 はたして何が選ばれるのでしょうか。

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