整備方針が決まっていない九州新幹線長崎ルート新鳥栖ー武雄温泉間をめぐり、JR九州の古宮社長は24日、費用負担などについて”国を入れた協議”をするよう改めて訴えました。
【JR九州古宮社長】
「佐賀県全部負担これ当然きつい。そういう法律を変えるかなんなのかわからないが、負担のルールについては私も一緒になって長崎県も一緒になって国に要望に行きましょうやと、ルートの議論するには建設費とか大きく変わってくるので、あくまでも国の事業国を入れないとできないんじゃないですかと」
JR九州の古宮社長は24日に開かれた定例会見でこう述べたうえで、「(佐賀県の山口知事に)次は国を入れて(話を)しませんかと伝えたが、ここは議論がかみ合ってなかった」と話しました。
一方、山口知事は長崎県とJR九州との「新たな地元合意」を提案していますが、23日、「地元合意の前から国も入れるというのは私はよく分からない」と述べ、否定的な考えを示しています。
新たな地元合意をめぐっては、5月13日に山口知事の呼びかけで長崎県の大石知事と、JR九州の古宮社長の3者で意見交換しましたが、大きな進展はありませんでした。
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