旭化成のグループ会社、旭化成メディカルは、増加する需要に応えようと、ウイルス除去フィルター「プラノバ」を生産する工場を宮崎県延岡市に建設しました。

旭化成メディカルのウイルス除去フィルター「プラノバ」は、医薬品を製造する際に使用されるもので、生産能力を超える需要があることから、新しい工場を宮崎県延岡市に建設しました。24日の竣工式では神事やテープカットをして工場の完成を祝いました。

工場は鉄骨造3階建て、延床面積はおよそ1万1500平方メートルで、宮崎県延岡市で生産されたプラノバの材料を組み立てて製品に仕上げます。この工場では、圧力などのデータを解析する手法を取り入れ、品質の安定や効率化を目指します。

(旭化成メディカル 生産技術統括本部 大野勝則 本部長)
「ジャパンクオリティというのを非常に重視するお客様がたくさんいらっしゃるので、期待に応えるように品質管理を一番重視した形で生産製造をやっていきたい。」

工場は試運転を経て、再来年の10月から製品の出荷を始めるということです。

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