関西国際空港のことし4月の外国人旅客数が単月として開港してからおよそ30年間で過去最高を記録しました。
一方で、国際線の日本人の旅客数はコロナの感染拡大前から半減しています。
■開港以来最多の外国人旅客数
関西エアポートは、ことし4月の国際線の外国人旅客数が159万人を記録したと発表しました。
1994年9月の開港以来、単月で過去最高の外国人旅客数だということです。
担当者は「4月はお花見シーズンなので、インバウンド需要が高くなる時期ではあるのですが、それに加えてやはり円安も影響したと分析しています」と話しています。
■日本人は半減「円安の影響が大きい」
一方で、4月に国際線を利用した日本人の旅客数は、およそ30万人でコロナの感染拡大前の2019年4月から半減しました。
日本人の国際線利用が減った要因についても、関空エアポートは「円安の影響が大きい」と分析しています。
■トータルでもコロナ前の水準から13%減少
結果的に関空の国際線旅客数のトータルでみると、ことし4月はおよそ189万人で2019年4月の旅客数の87%程度となっています。
方面別では、コロナの感染拡大前に最多だった中国の旅客数のシェアが35%から21%に減少した一方で、韓国の旅客数のシェアが23%から30%に拡大しているということです。
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