リニアの工事が原因とみられる岐阜県の井戸などでの水位低下について、静岡市の難波喬司 市長は「大井川の中下流域への影響とは別物」との考えを示しました。
岐阜県瑞浪市では、井戸やため池などでリニアのトンネル掘削工事が原因とみられる水位の低下が確認され、JR東海は市などの要望を受け工事を中断しています。
こうした中、工事による南アルプスの生態系への影響を議論する静岡市の協議会で、難波市長は「大井川中下流域への影響とは現象が異なる」との認識を示し適切な影響評価を続ける考えを明らかにしました。
静岡市・難波喬司 市長:
岐阜の問題と大井川の中下流域の水への影響の問題は別問題なので、あれが出たからといって中下流域に何か別の議論をする必要があるかというとそれはまったくない
また、県がJR東海に示している課題47項目のうち県は30項目が今後も議論が必要とする一方、難波市長は46項目で協議終了または最終段階と話し、県との認識の違いがあらためて浮き彫りになっています。
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