岩手県盛岡市や県内の地銀3行などは、5月22日に新たにファンドを設立したことを発表しました。
投資先となるのは医療機器メーカーなどのライフサイエンス分野で、成長を支え関連企業の集積を目指します。
22日は盛岡市の投資会社・FVCTohokuや、盛岡市・岩手銀行・北日本銀行・東北銀行、それにカガヤ建設が出資して設立された新たなファンドによる会見が開かれました。
設立されたのは「Tohokuライフサイエンス・インパクトファンド」です。
医療機器メーカーなどライフサイエンス関連企業への投資と育成を目的として、5月15日に4億2500万円で発足しました。
投資の対象は東北に拠点のある企業で、今後10年間に10社から20社前後への投資を想定しており、金額は1社あたり5000万円から1億円となる予定です。
また同じく5月15日には新興企業=スタートアップの経験者による新会社も設立されていて、ファンドと連携し経営基盤の構築を支援するということです。
岩手銀行 岩山徹頭取
「投資先企業の成長、地域経済の発展に貢献できることは金融機関として大変意義あること」
FVCTohoku 小川淳社長
「ライフ産業の集積地を目指したい。ファンドという機能で投資先を増やし、集積地が広がっていくことを狙いとしている」
ファンドでは20億円を目標に、追加の出資者も募っていくとしています。
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