21日の日経平均株価は、前の日のアメリカ市場の流れを引き継ぎ、ハイテク株が買われ、上げ幅は一時270円を超えました。しかし、午後になると上げ幅を縮小し、終値は前の日より122円安い3万8946円となりました。

大和証券 壁谷洋和エクイティ調査部長
「株価の下落は、金利上昇を嫌気した面があるのではないかと考えています。やはり1%という水準は少し心理的な節目になっている。そこに近づいたことで、少し株式市場にネガティブな反応として伝わったかなと思う」

 反落したもう一つの理由は、日本時間の23日に控えるアメリカ半導体大手エヌビディアの決算です。

壁谷エクイティ調査部長
「エヌビディアという会社自体はアメリカの株式市場の中で、マイクロソフトそれからアップルに次いで時価総額の大きい銘柄で、日米の株式市場全体にも影響を及ぼす可能性がある。若干、様子見姿勢、慎重な姿勢が強まったことも背景にあるんじゃないかなと思う」

(「グッド!モーニング」2024年5月22日放送分より)

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