リニア新幹線のトンネル工事をめぐり、JR東海は山梨県側から静岡県側に向けて地質や湧水の状況などを調べるボーリング調査を5月20日から再開しました。

リニアのトンネル工事に先立ち、JR東海は山梨県側から静岡県側に向かって地質や地下水の状況を調べるためのボーリング調査を進めています。

調査は2023年10月から機材のメンテナンスのため、県境まで459mの地点で休止していましたが、5月20日、静岡県側に向けての調査を再開しました。

JR東海によりますと調査は直径12cm~35cmのロッドを使って行われ、県境に到達する時期については地質や湧水の状況によるため未定だということです。

県はこれまで水資源への影響の懸念から調査について否定的でしたが、県の専門部会は先週、JR東海が示したリスク対策が技術的に適切だとして「作業は問題ない」と判断しました。

JR東海は「慎重に調査を進め、県境を越えて静岡県内でも調査をしたい」と説明しています。

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