詐欺などでだまし取った金をマネーロンダリングした疑いで、会社役員ら12人が逮捕されました。

【記者リポート】「21日、午前10時すぎです。大阪府警の捜査員が富山の事務所に家宅捜索に入ります」

ここは、犯罪収益の出所を分からなくする、「マネーロンダリング」の拠点とみられます。

21日、これに関与したなどの疑いで藤井亮平容疑者(41)ら12人が逮捕されました。

藤井容疑者らは実態のないペーパーカンパニーを立ち上げ、犯罪収益210万円を含む、約560万円を別の口座に送金した疑いなどが持たれています。

藤井容疑者が代表格だった「リバトン」はグループの頂点で、傘下には約500のペーパーカンパニーが並びます。

それぞれの会社に作らせた銀行口座で、詐欺などの犯罪で得た収益の送金を繰り返し、警察の捜査を困難にさせたということです。

グループには半年間で約600億円が入金されていて、その数パーセントを手数料として受け取っていたとみられています。

警察は藤井容疑者らの認否を明らかにしていませんが、犯罪組織に金を流していたとみて捜査しています。

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