香りの感じ方は人それぞれです。
香りにより引き起こされる頭痛やめまいなどの「香害」について学ぶセミナーが長崎市で開かれました。
5月、県庁で開かれたセミナーには市民およそ40人が参加しました。
香りの害、いわゆる「香害」は香料に使われる物質によって頭痛やめまい、吐き気などの体調不良が起きることをいいます。
シャボン玉石けん 松永康志 取締役
「身近なものでいうと、柔軟剤であったり、消臭スプレー、洗剤、整髪料とか色んなものに入っています」「誰しも感じるものでもあるし、感じ方の度合いは本当に人それぞれだと思う」
2000年代後半に香りの強い海外製の柔軟剤が注目されたことをきっかけに、香り付きの商品が増えています。
国民生活センターには「においがきつくて頭痛がする」といった相談が年間130件から250件ほど寄せられ、自分にとっては快適でも不快と感じる人がいる可能性があるとしています。
参加者
「こうやって困っていらっしゃる方がいるんだなと思って、改めて注意しないといけないなと。きょうはすごく勉強になりました」
セミナーでは給食のエプロンなど、他の人も使う衣類を洗濯するときや、学校や公共施設など人が多く集まる場所に行くときは香りのマナーに配慮するよう、呼びかけました。
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