中国の税関当局が日本国内にある水産加工施設などの登録をウェブサイトから全て削除したことについて、坂本農水大臣はこれまでに中国側から説明はないと明らかにしました。

日本の水産業者が中国に水産物を輸出する場合、日本国内にある水産加工施設や保管施設などを中国の税関当局に登録する必要がありますが、中国側が今月になって、全ての登録をウェブサイトから削除していました。

坂本農水大臣
「5月上旬に(削除を)確認したとの報告を受けています。中国側に説明を求めていますが、現在まで回答は得られていません」

坂本農水大臣は登録の削除について、「5月上旬に確認した」と明らかにしたうえで、これまでに中国側から説明はないと強調。

日本の水産物への影響については「断定的なお答えは差し控える」と話すに留めました。

中国政府は東京電力・福島第一原発の処理水の海洋放出を受け、去年8月から日本産水産物の輸入を停止しています。

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