冷凍和牛の輸出先を偽って香港に輸出した疑いなどで、兵庫県の食料品販売会社の社長ら4人が逮捕されました。

関税法違反などの疑いで逮捕されたのは、西宮市の食料品販売会社の社長・林泰山容疑者(76)や中国国籍の男女らあわせて4人です。 

4人は2023年8月、冷凍の和牛およそ7300キロを香港に輸出する際、カンボジアに輸出すると偽って税関に申告し、必要な証明書の交付を受けていなかった疑いなどが持たれています。警察は4人の認否を明らかにしていません。

警察によると、香港では和牛の人気が高まっているものの、輸入するための条件が厳しく、より手続きが少ないカンボジアを輸出先として申告した疑いがあるということです。

不正な輸出は去年までの4年間に19回あり、あわせて20億円にのぼるとみられていて、警察は余罪についても詳しく調べる方針です。

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