南陽市の観光ワラビ園は、平日にも関わらずおいしいワラビを求める人でにぎわった。オープンと同時に一斉に山に入り、ワラビ採りを楽しんでいた。

「お待たせいたしました、開園いたします」

5月8日にオープンした南陽市小滝にある「小滝わらび園」。
16日は平日にも関わらず、県の内外から約80人が来園した。訪れた人たちは急斜面をどんどん進み、慣れた手つきでたくさんのワラビを採っていた。

来園者が夢中になっている姿を見て、アナウンサーも人生初のワラビ採りに挑戦してみた。

(リポート)
「採りつくされていて残っているのはだいぶ小ぶりです。こんな風に簡単に採れるんですね。皆さんが夢中になるのがわかります」

小滝わらび園は、ぬめりが強いワラビが採れると人気のワラビ園。
今年は4月に雨が少なかったため、まだ背丈が短く、細いワラビが多いが、味は抜群だそう。

(山形市から)
「食べられる期間が短いので、その時期のものを食べたいなと。あくを抜いて生姜しょう油か麺つゆにつけて」

(山形市から)
「自分で採って、汗をかいて減量して食べるワラビはおいしい。これを塩漬けにして正月に家族が山形に帰ってきたときのワラビ汁を楽しみにして来た」

30ヘクタールの広大な園地に広がる採りきれないほどのワラビは、今後の雨でさらに育つと期待されている。

(小滝山菜組合・江口菊次組合長)
「ワラビのぬめりが特徴で、これがおいしいと言われている。ここに来てさわやかな汗を流して、おいしいワラビ汁を食べていただければストレスもなくなるかな」

「小滝ワラビ園」の開園日は、6月30日までの毎週水曜・木曜・日曜(午前9時~11時)。ひとり1500円。

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