イランによるイスラエル攻撃を受けロシア外務省は声明を発表し、すべての当事者に自制を求めるとしながらも、「自衛」のための攻撃だとするイランの立場に言及するなど、一定の理解を示しました。

ロシア外務省は14日の声明で中東地域での新たな緊張激化に「強い懸念」を表明し、すべての当事者に自制を求めました。

そのうえで、地域の各国が外交的手段を通じて問題を解決するよう期待感を示し、「建設的な国際プレーヤーが貢献することが重要だ」と述べています。

一方、声明では「自衛」のための攻撃だとするイランの立場にも言及。きっかけとなった今月1日のシリアにあるイラン大使館の建物への攻撃をめぐり、「欧米諸国のせいで国連安全保障理事会が適切に対応しなかった」と主張し、イランに一定の理解を示しています。

ロシアはウクライナ侵攻でイラン製ドローンを大量に投入しているとされるなど、両国は軍事協力を深めています。

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