イランによるイスラエルへの攻撃を支持する市民ら=テヘランで14日、ロイター

 イラン革命防衛隊のサラミ司令官は14日、イスラエルに対する無人機などによる攻撃について「予想を上回る成功を収めた」と語った。イランメディアが伝えた。

 報道によると、サラミ氏は標的について、在シリアのイラン大使館空爆に使用された施設などに絞ったと説明。さらに「対イスラエルで新たな時代に入った」と語り、世界のどこでもイランの利益に対する攻撃が行われれば、自国領土から報復すると警告した。

 一方、イスラエル軍のハガリ報道官は14日の記者会見で、イランからミサイルや無人機による300発以上の攻撃があったと明らかにし、このうち「99%を迎撃した」と語った。

 ハガリ氏によると、イスラエル軍はイランが発射した無人機約170機と30発あまりの巡航ミサイルはすべてイスラエル国内に入る前に撃墜。120発あまりの弾道ミサイルもほとんどを迎撃し、数発のみが南部の空軍基地に着弾した。基地は軽微な被害を受けたが、運用に支障は出ていないという。10歳の少女1人が破片により重傷を負ったほかには、死傷者はなかった。【カイロ金子淳】

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