イスラエルのネタニヤフ首相がアメリカメディアに対し、ガザ地区南部ラファで展開する軍事作戦が「数週間続く」と見通しを明らかにしました。

 イスラエルのネタニヤフ首相は15日に放送されたCNBCテレビのインタビューで、ラファで展開する軍事作戦について「自分たちの生存と未来を守るために必要なことをしなければならない」と強調しました。

 バイデン政権は民間人保護などの観点からラファへの本格侵攻に一貫して反対し、レッドラインを超えれば一部の軍事支援を止めることも辞さない構えを示しています。

 ネタニヤフ氏は、アメリカとの間で考え方に違いがあり、「意見が一致することを願っている」としながらも、ラファでの軍事作戦は「責任ある段階的な行動」だと述べ、数週間続くとの見通しを示しました。

 イスラエル軍は今後、バイデン政権が警告する「レッドライン」には配慮しつつ、限定的な作戦の対象地域を拡大していく可能性もあります。

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