イランは13日、イスラエルに対してドローンやミサイルを発射し、大規模な報復攻撃に踏み切りました。イスラエル側は反撃する可能性を示唆していて、事態の更なる激化も懸念されます。
イランによる攻撃の開始から6時間半ほどたちましたが、テルアビブ市内では現在も上空を飛行するイスラエル軍のジェット機の音が聞こえるなど、緊張した状態が続いています
攻撃開始の一報は現地時間午後11時ごろでしたが、その後市内では、不安げな表情でシェルターに避難する住人の姿が目立ちました。
家族で非難
「(Q.シェルターに行くのですか?) はい、弾道ミサイルがあったから」
イスラエル軍のハガリ報道官は14日に緊急のテレビ会見に臨み、これまでにイランがドローンや巡航ミサイル、弾道ミサイルあわせて200以上を発射したことを明らかにしました。そのほとんどはイスラエルや友好国が迎撃したということですが、いくつかのミサイルは国内に着弾したことを認め、南部の町では少女1人が負傷、また軍事施設のインフラに軽度の被害が出たとしています。
イランの国連代表部は今回の攻撃について、在シリアの外交施設への攻撃に対する報復であり、国連憲章にのっとったものだと強調。そのうえで、「問題は終結したとみなすことができる」として攻撃はいったん終了したことを示唆しました。
一方、イスラエルの地元メディアはイスラエル政府高官の話として「今後大規模な反撃を行うことになる」などと伝えていて、攻撃の応酬から事態が一気に激化することが懸念されています。
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