イスラエルのネタニヤフ首相=2023年6月、エルサレム(AP=共同)

【カイロ=佐藤貴生】イスラエル軍は13日夜、イランが無人機をイスラエルに向けて一斉に発射したと述べた。無人機はイラク領空を通過し、数時間以内にイスラエル領空周辺に到着するとみられる。ネタニヤフ首相は13日、「イランによる直接攻撃の可能性に備えている」と述べた。

ロイター通信などが伝えた。イランのイスラエルへの本土攻撃が始まった可能性がある。

イスラエル軍は14日にもイランが攻撃を行うとして、最高度の警戒レベルを取った。政府は13日、翌14日以降の数時間にわたり、国内の全学校を数日間閉鎖するなど、民間の活動を制限することを決めた。

イランはシリアにある大使館が4月1日に空爆され、革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」の幹部司令官らが殺害されたのを受け、イスラエルの攻撃だと断定、報復すると宣言していた。

米ニュースサイト、アクシオスの記者は13日夜、X(旧ツイッター)で、イランが無人機数十機をイスラエルに向けて発射したと述べていた。

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