韓国の脱北者団体が北朝鮮の金正恩総書記を「民族の仇敵」と非難するビラ30万枚をつけた風船を北朝鮮に向けて飛ばしました。
韓国の脱北者団体「自由北朝鮮運動連合」は13日、金正恩総書記を非難する30万枚のビラを大型の風船につけて、10日の深夜、南北の軍事境界線近くの仁川市江華島から北朝鮮に向け飛ばしたと明らかにしました。
ビラでは、金総書記が韓国を「第一の敵対国」と呼んだことなどを強く批判、風船に取りつけられた垂れ幕に「金正恩は民族の仇敵」と書かれています。
ビラと一緒にK-POPなどの動画が保存されているUSBメモリも飛ばしたということです。
韓国では、前の文在寅政権下で北朝鮮へのビラ散布が禁じられていましたが、去年9月に憲法裁判所が表現の自由を過度に制限しているとして憲法違反との判断を示し、ビラ散布を禁じる条項は効力を失っています。
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